大分別府国際観光港での「護衛艦」かが一般公開に有志が抗議行動。のべ 6,000人にアピール。

「防衛」政策

空自・陸自が「便乗」~ミサイル発射砲などを展示~

 「かが」は「護衛艦」と銘打ってはいますが、実質的には空母※1です。その運用は沖縄・西日本を巻き込んで行われている戦争体制づくりそのもの※2です。

※1 護衛艦「かが」F-35B艦上運用試験

※2 抗議行動呼びかけ文より(抜粋 詳細はhttps://okinishi-net.org/do-not-militarize-beppu/

 大分は、大分分屯地(敷戸弾薬庫)での長射程ミサイル用大型弾薬庫(9棟)の建設が始められており、湯布院では第8ミサイル連隊や九州・沖縄のミサイル部隊の司令部となる第2特科団がすでに配備されています。
 同じく九州の新田原基地(宮崎)には、航空自衛隊のF35Bという垂直離発着機が配備されようとしています。
 このほど広島の呉で発足した第4護衛隊群に所属する「かが」は列記とした空母です。「ヘリコプター搭載艦」とのことですが、2026年にはそのF35Bも運用できるように改修されることがわかっています。

ミサイル発射砲、装甲車などの展示

有志が抗議行動「別府を軍事に利用しないで!」
~のべ6,000人に対してアピール行動!~

一般参加者へ 有志によるアピール行動

 午前10時。1時間前から始まった一般公開に、すでに多くの一般客が訪れていました。来訪者は駐車場に入れず、周辺(国道10号線)も渋滞です。公開用の「シャトルバス」も渋滞に巻き込まれていました。フェリーの乗船場所も隣接しているため、多くの乗船客が乗り遅れたのではないかと心配です。
 かがへの乗艦希望者も長蛇の列。徐々に子ども連れも多くなりました。驚いたのは、小さい子どもを連れた親御さんが空自のブースで迷彩服を着せて写真を撮っていたこと、保育園児たちが保育士さんに手を引かれて展示場所を通って行ったかと思うと、みんなで陸自の兵隊やミサイル発射装置をバックに写真を撮っていたことです。抗議行動の呼びかけ文で訴えていたことが現実のものとなりました。
 
 途中雨に打たれながらも、2時間の抗議行動で来訪者約6,000人に「別府を軍事に利用しないで!」と訴えかけることができました。クレームをつけてきた人は、軽微なジェスチュアを含め10名程度。中には抗議への賛同を伝える来訪者もいました。

タイトルとURLをコピーしました