現在、学校現場・子どもたちへの歴史・公民・道徳教育等を通じた愛国心教育の推進とともに、防衛省・自衛隊によるさまざまな介入が進められています。自治体による子どもたちの名簿の防衛省・自衛隊への提供は全国で6割を超え、自衛隊基地での体験学習・総合学習も全国の学校で増えています。
さて、長崎放送の7月13日(日曜日)午前の報道によれば、「防衛省が、全国約2400の小学校に子ども版「防衛白書」を送付していたことが分かりました。特定の国を名指しして防衛力強化の必要性を説いているほか、政治的に意見が分かれている安全保障政策などについて、一面的な捉え方につながる可能性があるなどの指摘があり、職員室などでの保管を決める自治体もあるなど、懸念や戸惑いが広がっています。防衛省によりますと、子ども版防衛白書は、全国約2400の小学校に約6100冊が送付されたということです。」
小学生に配られた“防衛白書”に波紋 「職員室保管」の動きも
NBC長崎放送【記事・動画】
『まるわかり!日本の防衛 ~ はじめての防衛白書2024 ~』(防衛省・自衛隊 KIDS SITE より)
【参考】『まんがで読む防衛白書』(令和元年版 防衛省・自衛隊 KIDS SITE より)
「わだつみ会(日本戦没学生記念会)」/「ひのきみ全国ネット」会員から。
防衛省によれば、『子ども版防衛白書』は全国約2400の小学校宛に約6100冊が送られているということですので、長崎放送が長崎県で調査報道したように、全国各地域の学校での配布状況を調査することが必要です。そして、『はじめての防衛白書2024』を全国の学校に6100冊を送った防衛省や防衛省九州防衛局、長崎県基地対策・国民保護課、文科省等宛の質問や抗議をおこなうことが重要だと思います。